2014年11月19日水曜日

One shot one kill...






Brotherhood...


「K、日本に行くから東京で会おう」って
メールが入ったのが
彼らが飛行機に乗る前の日だった...

Boxer (Jose Lopez)とJun Cha..

ちなみにこの東京タワーのかぶり物は
この写真の時だけでなく
渋谷で一緒に行動している間
ずっとBoxerはかぶっていた..

Boxerの話しは当たり前だが
よくJunの事を聞かれる

知り合いなのか、彼のTattooの予約方法や値段、
彼の経歴、好きか嫌いか、etc...

約10年前
Lowrider Tattooでいつものように過ごしてると
BoxerがPCを開いて
「彼のTattooをどう思う?」と聞いてきた
「まあ、まあ」と私は答えた
実際まあまあだった、

その日の夕方
彼、(Jun)はサンタモニカの仲間と共に現れた
ディッキーズに白T、坊主頭のアジア系アメリカ人、
Junは16歳だった...

Junは目をキラキラさせて
Boxerの話しを聞いていて
私はその横でふんぞり返って座っていた

彼は特別な扱いで
Lowrider Tattooに迎えられたし
何回か一緒のブースでTattooコンベンションにも出た
 
レッドブルを3~4本テーブルに並べてて
1人彫り終わると1本空けていた

17,18の少年と思えぬ接し方をして
分からない事は何でも聞いてきた

彼は現在、25歳だが
20歳になる頃にはバケモンになっていた

Tattooの腕前は勿論、美大に通いながら
Boxerの右腕として店のプロデュースや
アパレルブランドのデザインをしたり、

大物彫師達に可愛がられ
カリフォルニアでは知らないヤツは居ない
有名彫師の仲間入りをした

私達は
力、金、名声、嫉妬、
裏切り、才能、努力、麻薬、
病気、酒、警察、
傲慢、友情、家族、嘘、
など
あまりにも多くのものに囲まれすぎて
見失っていたのかもしれない

正しい選択も出来ずに
多くの間違えをしてしまったかもしれない

私はJunが気に入らなかった
彼の才能や、努力が脅威に感じていた

私も当時は20代
若かった事もあってJunを認められなかった
彼も私に対して同じだったと思う

ただ16歳の少年が良くも悪くも
全力で走り抜けた

1番遊びたいざかりの年で
誰よりも努力していたのを私は見ているのに
見えていないふりをしていた
そして、今も走り続けている

BoxerとJunは我が道を進んだ

私は私で我が道を進んだ

誰が正しかったか誰も分からないし
誰も間違っていないのかもしれないし
間違っていたのかもしれない...

今回、久しぶりに
みんなでメシを食った

Tattooの話しはあまりせず、
ジョークや、くだらない話しを..

帰りの新幹線で
私はここに書いた事を思っていた




P.S キングジョー突然の呼び出し駆けつけてくれて
ありがとう...




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